「ふるほん日和」を思い返してみた。⑤【“2人のお客さん”を捕まえる為に】《4月16日 ふるほん日和が帰ってきます。》
第一回ふるほん日和を無事終了して

「いや〜!参加するのと主催、運営するのは訳ご違うね!こりゃ、荷が重いや!イイ思い出になりました!」






と行くはずが…何を思ったか…血迷ったか

年2回開催にしちゃった。






次は秋の開催。






*僕の記憶じゃ、会場となった鳩の街通り商店街からの覚えもめでたく、好評につき、秋に開催する同商店街の売り出し市シーズンに合わせてまたやって!と言われたように覚えます…

はい!!






って言っちゃったんだ僕ら3人。笑

「そしたら、秋まで英気を養おうじゃないか。また秋に会いましょう☆」とならず?!

興奮と熱意をガソリンにエンジン高回転で「宣伝活動」を始めちゃった!






一言で表すなら

【ドブ板選挙的告知宣伝布教普及活動】!!




 



春、秋の2回開催。

やってる方からしたら「何?もうそんなシーズン?!半年早くね!!」ですが、出店者さんとお客さんにしたら「あーそんなイベントあったね」と忘れられちゃうんです。

ネット経由で年がら年中開催されるイベントの情報に溢れている今なら尚更です。




「2人のお客さん」(イベントに出てくれる“出店者さん”と本当の“お客さん”)とは時計の進み具合が明らかに違うもんです。

イベント2月前位からBlog(今だとフェイスブックとか)に開催の模様を写真と文で乗せたり、前回出店してくれた人に声かけるくらいじゃ…

「手遅れ」なんです。

じゃあ、どうしていたか?

この当時のふるほん日和Blogと写真見たら分かります。



【ドブ板選挙的告知宣伝布教普及活動】!!

どういうもんかもわかるはず。







解答編は次回Blogで! 古畑任三郎でした。

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(ふるほん日和 Blogより抜粋。文章 :甘夏書店さん)

神田神保町のすずらんまつりの「出張ふるほん日和」、無事終了しました。

すずらん通りにはほぼいっぱいにテントが並び、通り沿いのお店も気合いの入った外売りをするところが目立っていました。お神輿こそ出てないものの、あの熱気と人出は、まぎれもない本気の祭!!

 
 
   
   

しかも秋のブックフェスティバルに比べると、圧倒的に飲食店の割合が多く、そこはもう食の祭典!
何を食べようか、迷うのも楽しい風の人たち。店番をしていた我々も、ああ、パンの焼ける匂い~、珈琲!~おお、カレー&福神漬?と次々に香りにつられてしまっていたのでした。

効果的な広告手法として、香りビジネスが注目を浴びていると聞いたことがあります。本を買いたくなるアロマなんてものは、どこかにないものでしょうか~

春の「ふるほん日和」春に出店された有志の方々と、企画・運営スタッフ「ブックツリー」による出張ふるほん日和メンバー。放浪書房さん制作の「春のふるほん日和紹介パネル」をガムテープ駆使しながら、テーブル2台に設営しました。

   
    
 

その後、各自テーブルの上下に、本や雑貨を配置。
お手製焼き菓子や雑貨と手に取りたくなる本の「駄々猫舎」

インパクトのある本を表紙見せして並べる「どんぐり書房」

(ちなみに、この看板は放浪書房作。オーダーメイド小商い看板承ります。)

個性的でお洒落な本とセンスが光る手作り封筒の「こんきち」

洋物と和ものの絵本の取り合わせがいい「ゆず虎嘯」

ブックカバー&おススメ本、絵本の「甘夏書店」

TIMEなど年代物の洋雑誌からカッコいい広告をチョイスして額装した「放浪書房」

(☆これが後にタイムアドベンチャーレコードに!)

と並んだミニふるほん日和として、お客様をお迎えしました(敬称略)。 

   
    
    
 

お越しいただいた方々、ありがとうございました。
秋のイベントのお知らせをするのもためらわれるような、初夏の実感もわかない肌寒さでしたが、けっこう皆さん興味を持って下さって、感謝申し上げます。

「こういう楽しい催し物があると、知らなかった商店街に行きたくなります!」とおっしゃった言って方もいらして、こちらも勇気づけられました。

在住でも在勤でもないけれど、なぜか曳舟界隈や向島・鳩の街に惹きつけられている者としては、嬉しいお言葉です。

   
   

秋の「ふるほん日和」10月30日当日はもちろん、その前にでも街を歩き、商店街に立ち寄って下さる人が一人でも多くなることを願っているものですから。

出店の皆さま、おつかれさまでした。

今後ともよろしくお願いいたします。

同じテントで背中合わせだったおにぎり屋さん、お隣のカフェフルークさん、お世話様でした。

最後に、すずらん通り商店街のみなさま、神保町応援隊のみなさま、どうもありがとうございました。
0:46 | 店主 | その他 | コメントを書く
「ふるほん日和」を思い返してみた。④【プレイベントの大切さ】《4月16日 ふるほん日和が帰ってきます。》
 写真はふるほん日和第一回を共に盛り上げてくれた皆々様。

何かしら縁があった気心しれた本屋仲間、アーティスト、作家の皆さん。

  
    
  

最初お声かける時は、包み隠さずぶっちゃた記憶があります。

「宣伝やチラシ配り、出来る限り頑張るけど、今回が最初だから、正直どのくらいお客さん来るか検討もつかない。売上保証出来ないけど、会場は面白い街だから、街歩きも楽しいよ。是非、力貸して下さい」と。

皆さん良いよ〜☆
出店するよ〜☆と。

出店してくれた皆さんそれぞれが、知り合いのカフェ、本屋さんにチラシを置いてくれたり、Blog等で宣伝してしてくれました。

心配していた当日の天気にも恵まれ無事開催する事が出来ました。

今ほど、一箱系のブックイベント、マルシェイベントも多く無かったし、東京スカイツリー建設で徐々に知名度が上がっていることも手伝ってか、はたまた神保町、中央線界隈へのチラシ配布も効いてか近隣は勿論、遠方からもお客さんが来てくれました。

それでも正直、お客さん来てくれるかビクビク、ドキドキもの。

そんな杞憂もどこ吹く風。

墨堤の桜見物のついでに寄ってくれる方もいれば、自転車でたまたま通りかかった近くに住む人も。

店主さんとのコミュニケーションを楽しみながら、のんびり、ゆっくり全部のお店を見てくれてる。
  
 
 

石英書房さんとこの娘さんも今や女子大生かぁ。

おっさんなる訳だ笑

会場の街の雰囲気や客層に合わせて、江戸、冬季下町本、演芸、猫本をチョイスしてくれたお店も。

  
 

本を最低2割程度置いてあれば、アート、クラフト、手作り雑貨、古道具もok!







本をきっかけに店主さんのこだわりの作品にも興味が生まれる。

この作品の造り手さんはどんな本を読むんだろう?

そんな風に本とモノ、人が繋がる、物語りが生まれる。インタラクティブな共感共有、商いの場である方が“飽きない”で良いじゃない!




その考えはこの頃身に付いた気がします。
  
   
  

主催メンバーでデザイナーの長縄さんの本屋。

この人の感性とネーミングセンス商いの資質たるや…ヤバイと思いました。




その名も「挫折書房」笑

後ろ向きなのに前向き。
転んでもタダでは起き上がらない。

300円拾っちゃう☆





クスっと笑わしたモン勝ち。
   

忘れちゃいけない“物々交換本棚”【ブックツリー】






スカイツリーより一足先に墨田の空に本の樹が育つ!

お金の無かったか家のイケアの棚に不要になって捨てられた立看板の板塗装して、100均の発泡パネル切り貼りしてます。 
    
    
名前、職業、オススメ理由を書いたpopを付けてもらいました。
    
   
 チラシ、ショップカード入れ。

街歩きの参考に、出会いのキッカケに。
  

サンダルに白い料理着、手ぶらでやってきたお兄さん。

「お近くですか?食べ物屋さん?」

近所の蕎麦屋さんのお兄さん。
昼時を少し過ぎて、店番で食べに行けない店主さんもいる。駄目もとでお願いしてみたら…広場に出前出来ちゃった!笑

地産地消。本買ってもらったお代でカツ丼を頬張る。幸せなお金の循環。





 この頃はまだ、店出す余裕もあったようです。笑  
0:45 | 店主 | その他 | コメントを書く
「ふるほん日和」を思い返してみた。③ 【先ずは、始めてみた。第一回開催】《4月16日 ふるほん日和が帰ってきます。》
 

始めること。



それはさして難しいことじゃないです。

  
  



難しいのは続けていくこと。




それは正しい。 
だからといって 「大切なことは続けていくこと」なのかと言ったら、それは正しいとは言い切れないと思います。

  
  







続けていくことが目的になってはいけない。




目的を遂げるまで、その手段として続けていくという行為があるべきです。

規模の大小に関係なく、イベント、企画をやる目的。意図が主催サイドは勿論、出展、出店してくれる人、参加してくれる人皆に浸透していればいるほど、いいイベントになる。
数を回を重ねる毎に、イベントが大きく、関わる人が多くなればなるほど、目的は薄れていってしまいやすい気がします。

  
 

ある意味仕方ない。

だから、せめて最初は気心知れた仲間と目的、意図をしっかり理解してもらいながら、意思疎通を図りながら小さく始めることが大事。






ぎゅっと凝縮して、まとまっているからこそ余計な装飾無しにイベントや企画の「本質」を見てもらえます。




プレイベントは大事 と今だからこそ感じています。
23:33 | 店主 | その他 | コメントを書く
「ふるほん日和」を思い返してみた。②【イベントでも小商いでも“物語”が大事。そして、今、出来ることをやる】《4月16日 ふるほん日和が帰ってきます。》
当時のブログ見たら、こんなイベント紹介文が載ってました。

舞台は吉行淳之介や永井荷風をはじめ、多くの文人、著名人に愛された知る人ぞ知る旧赤線の街 「向島 鳩の街」です。 

下町情緒あふれる商店街にはこの街に暮らす人達の毎日があって、一本細い道に足を踏み入れれば、在りし日の面影を残す昭和モダンな建物が今も残っていて、僕たちをちょっぴり白粉の匂いのするあの時代に連れていってくれます。

東京スカイツリーや高層マンション、ショッピングセンター、華やかに移り変わっていく街と、今も変わらずそこにあり続けてくれる懐かしい街の表情。

そんな、向島、そして鳩の街の魅力に惹かれて集まってくるのは路地裏の猫達だけじゃないみたい。

レトロ街歩き好き、文学好き、江戸文化好き、写真、雑貨、アート好き、もちろん猫好きな人達もね。新しい感性や興味と受け継がれたてきた伝統や生活。仲良く歩み寄れたら、そりゃもう、素敵な街になっちゃうよね!

全てを繋ぐキーワードに僕らが選んだのが「本」(ふるほん)でした。

一冊の本を売ったり、買ったり、交換したり、面白さや魅力を伝えあったり。

この街に暮らす人達、新しく移り住んできた人達、通り過ぎていく人達が本を通して交流し合えるイベントをやろうよ。買い物カゴ片手に、かーちゃん達が井戸端会議するみたいな、気軽で自由なやつをさ!

こんなに本の似合う街なのに、本屋が一軒もない「向島 鳩の街」にこの日、「井戸端古本マーケット」がやってきます!

あなたにとって最高の「ふるほん日和」でありますように。

   
 

チラシ。当時通っていた野外広告看板の学校のパソコンを勝手に使って、イラレ使える友達に教えてもらいながら作ったんじゃなかったかな…

不細工なネコ。笑

勝手に大量印刷して、すぐ紙とインク無くなって怒られた記憶が…笑

主催メンバーの甘夏さん、長縄さんと3人で手分けしてあちこち配りました。

「何処に配るか」=「誰に来てもらいたいか」=「どんなイベントにしたいか」常に考えていました。
近場、近隣は勿論、出来るだけ他から鳩の街に足を運んで欲しい。その為に本好きが集まる神保町界隈、サブカル好きの多い中央線沿線の独立系の書店、古書店にも。

フェイスブックはまだ無かったよな…ツイッターはありました。
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