「一生の一冊」新しい旅の始まり。

「旅する本屋 放浪書房」をスタートしてから来年で6年を迎えます。
「儲かるの?」と聞かれたら、首を横に振りますし、
「食べていける?」と聞かれたら、よりブンブン!振ります笑
それでも続けていけるのは、応援してくれる両親や兄弟、家族、仲間のお陰。
そして、何かと気にかけて、楽しい話や仕事をふって下さる、貴方様のお陰。
そして、何より、旅の空の下で出会う皆さんとの本を通じて共有する素敵な時間のお陰。
普段口には出さないけどね。
そんな風に思っています。
ホントだよ。
(笑)
若い頃、旅先で色んな人に拾われ、良くしてもらい、お世話になりました。
「僕は、お世話になったこのご恩をどう返していいか分からない。」
そう話すと、その人は言いました。
「貴方はまだ若いんだから、そんな事を気にする必要はないの。私に返す必要もないの。貴方が歳をとって、他の人にしてあげれるようになったら、してもらった分を誰かにしてあけだらいい。そうやって世の中は回っているの」
その言葉はいつも、その人に出会った旅の思い出と一緒に心の奥のほうにしまってあって、たまに引っ張りだしてみます。
「若いんだから」って歳でもなくなってからは、そのタイミングを待っていたら、永遠に無理なのでは?
(笑)
と、恐ろしい事実に気付きました。
大切なのは、今、自分の出来る範囲で、小さな事でも実行していく。世の中に還元していくこと。
探せばいっぱいあるし、それらに納得出来なければ、自分で考えて作る。
それが、仕事にしろ、社会との関わり方にしろ、僕自身の指針になっています。
夏の盛りの頃、僕の周りの“大人”の人達に一通のメールを出しました。
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ご無沙汰しています。
そして、はじめまして。の方も沢山いるかと思います。
僕は「旅する本屋 放浪書房」の店主で富永ひろゆきと申します。
「旅をしながら、旅先で旅の本を売り歩く」「日本で唯一の人力移動式の旅本専門店」を営んで5年になります。
本をテーマに街興しのイベントを主催させて頂いたり、旅のイベントや古本市、東急ハンズさんに招かれて店を出したり、お話をさせて頂いたりしています。
3月11日の東日本大震災をきっかけに、ずっと心に温めていた、本当にやりたかった旅のスタイルをこの夏、始めます。
スタートは、
静岡県、御殿場のキャンプ場、被災地域の子供達を招いてのワークショップありのキャンプ。
その森の中に緑の三角テントを建て、「放浪書房」をオープンします。
いつもの「旅の本、あります」の看板は仕舞って、
「一生の一冊、あります」
このメールは僕の知り合いや信頼する仲間の知り合いの方だったり、
「素敵なオトナ」だと思える方に一方的に、送っています。
ごめんなさい。
もし、心にちょっぴり余裕があり、「お、こいつ、懐かしいな☆」と思ってもらえたら、この後の文章だけ読んで下さい。
「!」ときたら最後まで読んで「!!」ときたら、是非、チカラを貸して下さい。
平成23年8月9日
大阪西成の安宿のキッチンにて
富永ひろゆき
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一通のメールから
一人の魅力的なオトナの人
から
一個の革トランクから始まった
放浪書房の新しい旅の話をさせて下さい。
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14:37 | 店主 | 一生の一冊   


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