チャリンジ!!六年目の放浪書房

放浪書房になるずっと前。
高校を卒業して、ぼんやりと演劇の勉強をしたくて、大学や専門学校、就職という選択肢はなかった。
とりあえずではないけど、深夜の宅配便のバイトで、お金が出来た。
季節は夏なりかけ。
時は「進め!電波少年」で「猿岩石」がヒッチハイクでロンドンを目指し旅していた。
と思う。
そいや、あれって沢木耕太郎の「深夜特急」のルートだっけか。
「旅」。
19歳の行き場のない少年にとってはうっとりする響き。
高校の同級生のタカヒロと旅に出る事にした。
「ヒッチハイクする?」
「いやー恐くねぇ?俺ら初めてだしさ。チャリにしようぜ!マウンテンバイク?高いよ!ママチャリで大丈夫じゃね?」
「日本一周?」
「デカ過ぎね?」
「北海道?」
「まだデカくね?」
「九州!」
「もう一声!」
「四国!!」
調べたら、岩手県よりも小さかった。
ホームセンターでテント買って、神田のニッピンで寝袋買って、アメ横の中田商店でリュック買って、ママチャリの後ろに籠付けて、生まれて初めてフェリーに乗って徳島着いて、お金はあるのに何故か一日二食のビンボー旅。台風でテントに閉じ込められて、色んな人に拾われて、泊めてもらって、ご飯食べさしてもらって、タカヒロとパンに塗るジャムの付け方で喧嘩して、四万十川で泳いで、「一人旅しようぜ!」気付いたら一人で旅してた。
色んな人に会った
色んな景色を見た
本を読んだ
両方の足を交互に踏み込めば、前に前に、どこまでも進める。
近所のTSUTAYAにDVD借りにいく延長で、自転車ならどこだって行ける。
自転車は凄いのだ。
自転車は偉いのだ。
6年目の放浪書房。
旅する本屋は自転車と仲良くなりたいと思っています。
最高にイカす自転車が欲しいです。
本気です。
チャリで旅立ちます。

0:58 | 店主 | その他   


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