2011年スタート!『旅する本屋 放浪書房祝5周年!』特別企画『旅す る本屋の作り方 その8』
「どうぞ、手に取ってご覧になってみてくださいね」
満面の笑顔でそう言った後はたいてい目を反らして離れてしまう。
それもそうか。
だって本屋さんに入って接客される事なんてないもんね。
京都の天気は快晴。
若干風はあるものの穏やかな絶好のお出かけ日和。
僕ならこんな日は近くの公園にお気に入りの本を持って遊びに行くんだけどなぁ。
ていうのは虫の良すぎる話しみたい。
二条通りと烏丸通りの交差するここ烏丸御池は、平日の昼間はスーツに身を包んだビジネスマンやOLが行き交うオフィス街。
昼時にもなると街路樹と地下鉄烏丸御池の出口の周りには弁当屋が並ぶ。
一昨日、半日京都を歩きまわり旅する本屋の店を開く場所を調査した結果、ここ烏丸御池の交差点に決めた。
何個か候補地もあったのだ。
先ずは京都の路上販売のメッカ、四条河原町の高島屋前。ここは人通りが凄まじく、昼間はアクセサリー売りに手製の葉書売り、看板持ちにチラシ配りと大賑わい。
夜は夜で、将来のアーティストを目指すストリートミュージシャン達のライヴ会場になる。
次に多いのが、祗園と京都一の繁華街四条河原町を結ぶ四条大橋のたもと。
ここにも手書きの葉書売り、 相田みつを風の書道家、「貴方の目を見て、インスピレーションで言葉と文字を書く」という。
他にも「犬の里親探してます」と書かれたチラシ、看板、現代の悲惨なペット事情を憂いたような記事と檻に入れられた仔犬を使って何事かを行うホームレス風のおっさん。
暫く見ていたが、ボランティアではなさそうだし、どうやって稼ぐんだろう?募金かな。
だとしたらカンボジア辺りで地雷被害を訴え物乞いするのと似た匂いがする。
あれって、中には稼ぎを狙って子供の四肢を親が切り落とす場合もあるという。
うーん。こちらの場合はどうだろう?興味が募るところ。
その他には占い師、打楽器のアーティスト、アクセサリーの販売、似顔絵描きと多種多様。
違和感なく店を開けそうだし夜も明るく、夜まで人通りが絶えない。その中で、烏丸御池を選んだのにはそれなりの理由があるのだ。
1、近所からの苦情が出にくい。
これは河原町でシャープペンスケッチを売るおっさんに聞いたのだが、京都では観光客相手の土産物屋さんが多く、道も狭い為に下手な所で路上をすると近所の店や民家から苦情がくるらしい。そこ行くとここはビジネス街で地下鉄入口側の街路樹。
街の住人サラリーマンにとっては言うなれば、人の庭。本を売ろうが弁当売ろうが痛くも痒くないという訳。因みに弁当屋のおばちゃんは一度も注意受けた事がないという。
2、木陰で本が売れる。
これはかなり重要。日焼けを嫌う本を販売している為、直射日光を避けれる木陰は最適。涼しいし突然の雨にも少しは安心。何より木陰に座って本を読むのって素敵じゃない?
3、トイレ、雨宿り出来る場所が近くにある。
4、勿論、人の往来が多い。
それを全てクリアしたこの場所を選んだのだ。
さてと、何から始める?店の看板が先?いや、商品を並べなきゃ。あ、その前にシートひかないと。あれ、何処に入れたんだっけ? それよりも、当店のイメージキャラクターのスナフキン膨らませて、アイキャッチにしたほうがいいんじゃないか?
てんやわんやとバタバタ開店準備。気付けば昼の1時近い。
あーランチタイムの客が逃げるぅー。
次々売れていく隣の弁当屋を尻目に、道いく人の奇異の目の中なんとかオープン。
お釣りの小銭用意してないのに気付くのは大分経ってからだった。
日付…
2006年4月28日のブログ
タイトル…
『放浪書房 本日オープン!』
22:36 | 店主 | その他 | コメントを書く
2011年スタート!『旅する本屋 放浪書房祝5周年!』特別連載企画『 旅する本屋の作り方 』
日付…
2006年4月26日のブログ
タイトル…
『露天商の傾向と対策』
鴨川のほとりで夕涼みです。
川がそこに住む人達の生活と風景の一部になっている。そんな街は面白いですね。
久し振りの京都はやっぱり楽しいです。
新しいものと古いもののバランスが見事だと思うんですね。
盤の目状になった道には小さな路地まで名前が付いてて判りやすいうし、歩道も広く凸凹も少ない。
本を満載した重いキャリーを引っ張るのには適しているようです。
こんばんわ。旅する本屋トミーです。
銭湯の帰りです。
パンパンになった足と腕を湯舟の中で揉みほぐしました。右足のフクラハギが痛いのなんのって☆
本当に今日は大変な一日でした。
今夜からの宿探しと路上販売の候補地探し、そして京都に於ける露天商の傾向と対策の調査と、やること目白押しでした。
おまけにケータイは壊れるし(携帯ショップに持っていったら謎の放電?による電池切れらしく、充電して復活した)
さて、 先ずはお宿。二条城近くのゲストハウスに決定!なんと一泊900円。(ただし寝袋持参に限る)
【↑すごかったよココ。フェリーの二等客室をベニアで区切っているかのよう!一晩で身体が痒くなった、、、南京虫?】
これで、重い荷物から開放される!とキャリーとリュックを置いて市内散策へ。
あっちうろうろ、こっちうろうろ。
お陰さまで路上販売の候補もいくつか決まりました。
露店が目立ったのは四条大橋。
路上の定番「貴方を見て、インスピレーションで言葉を書きます」のタオルを巻いたお兄さんと手づくり葉書のおねーさん。占い師、アクセサリー販売。あと、仔犬の里親募集が道を挟んで二人。チラシや看板の造りが似通っていてどちらもなぜかホームレス風のおやじ。
料金が発生するのかボランティアかは不明。
【↑これ、後から判明したんだけど、里親探しを看板にした餌代の募金商法らしい。ベテランのホームレスが考えてフランチャイズ化したらしい。】
後は、東京でも見かけるホームレスが販売する情報誌売りが二人。
【↑ビックイシュー】
それに加えて河原町の高島屋付近にも手づくりアクセサリーを売るお兄さん。やっぱり路上で本を売る人は見かけませんでした。
軽い、かさばらない、値段があってないもの。
【↑これ、自分で言うのもなんだけど、真理です!凄いね!俺、よく気づいた!】
これが露店に最適な商品のようです。
うーん、残念ながら一つも当てはまらないですね。
本当に売れるかなぁ。かなり不安になってきました。
【↑これ、正直な気持ちなんだろな。今でも毎回不安だもん】
ただ、五月一日から東山区の岡崎公園で古本市が開かれるとのこと。ここに便乗して会場近くでこっそり売ろうと思ってたりします。
明日は一旦京都を離れ、神戸の中華街、南京町に行ってきます。
それではまた。おやすみなさい。
本日の売上0円、食費1500円(三食)、宿泊費900円、地図代100円、銭湯代480円。
21:47 | 店主 | その他 | コメントを書く
放浪書房初売りは国立で☆1月16(日)「くにたちコショコショ市」開 催!&2011年スタート!『旅する本屋 放浪書房祝5周年!』特別企画『 旅する本屋の作り方 』
さてさて、今月末から二週間程由布院と博多に行くことになりました。
放浪書房初の九州上陸。
楽しみです。
神保町ブックダイバーの女将さん曰く、
「由布院は客筋がイイ!」
「じゃあ!じゃあ!あれだね!!お大尽さんが多いなら、(まぁ、可哀相な男の子が道端で本を売ってるわ、なんて不憫なんざんしょ、、、これ、ばぁや、全部買ってやってちょーだい)なんて事になるかもしんないね!!」
と。
しかし、
「2011年放浪書房の初売り」はまた別。
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『くにたちコショコショ市』
日時:2011年1月16日(日) 11:00〜16:00頃
場所:コミュニティ・ホール 旭通り
東京都国立市東1-14《MAP》
JR国立駅南口より徒歩3分
◇くにたちコショコショ市は
2005年から東京の谷中・根津・千駄木で行われている
「不忍ブックストリートの一箱古本市」を参考にさせていただいています。
http://d.hatena.ne.jp/kunikosyo-market/
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仲間の国立の古書店『ゆず虎嘯』さんとhttp://yuzukoshow.shop-pro.jp/
『国立本店』さんとの主催イベント。
http://honten.chub.jp/
数々の古本イベントを経験してきたゆず虎嘯の2人が地元国立を盛り上げるべく温めてきた一箱古本市。
その記念すべき第一回にお声かけて貰えたのは嬉しい限り!
当日は呼び込み、チラシ撒き、何でもやるよ〜
皆さん、国立で会いましょう!
さてと、
今夜も、五年前の放浪書房を振り返ってみようじゃないかね。
「前回までのあらすじ」
初出店の地を、いにしえの都京都に決めた放浪書房とみー。迎えた旅立ちの夜、とみーを乗せたボロ自家用車はまさかのエンスト!?
迫る、高速バスの出発時間!はたして間に合うのか!?
異国の地で、旅する本屋を待つ困難!ハプニング!ロマンス!?チャンネルはそのまま!
日付…
2006年4月26日のブログ
タイトル…
『京都でコメカミキンキン!』
寒い、寒い、寒い、寒い。
【↑4月も終わりだってのにエライ寒かったの覚えています】
おはよーございます。旅する本屋店主のトミーです。
予定よりも30分以上早く着いてしまいました。
【↑この頃は確か京成バス使っていたんだよね。京都は駅八条口なんかで下りちゃうと逆に動きずらいんだよね。次回からは京阪三条で下りるように】
ここはいにしえの都、京都でおます。
いやーこんなに寒いとは思いませんでした。かき氷食べた時みたいにこめかみがキンキンします。
荷物覚悟でノースフェイスのダウン持ってきて正解です。
【↑この時の教訓からリュックの底には非常用のダウンジャケットを入れるように】
それにしても、動物の生存本能なのでしょうか。寒くなると地下へ地下へと潜るみたいです。
【友人が、(地下は暖かい。)http://underground-is-warm.blog.so-net.ne.jp/というブログを書いてます。】
京都駅地下街のポルタには、家財道具一式とおぼしき紙袋を抱え、ヴィンテージを通り越して骨董価値の高そうな衣服に身を包まれた年齢性別不詳の諸先輩方がチラホラ。
【↑本当、ネコと先輩がたは居心地の良い安全な場所を知っています】
はたから見たら、僕も比較的コチラ寄りでしょうか。
さてさて、歩きの旅の多い僕はその土地に着いたら先ずは駅にある観光案内にて、地図を貰うようにしてます。
【↑ほんとね、iPhoneに取って変わられたよね】
観光案内が開くまで、僕もしばし地下の住人になるのでした。
ではまた。
21:26 | 店主 | その他 | コメントを書く
2011年スタート!『旅する本屋 放浪書房祝5周年!』特別企画『旅す る本屋の作り方 』
「お兄ヤバイ。多分、クルマ停まるわ・・・。」
「えぇっ!?マジで?」
「そこの駐車場入れ!そこ!」
数日前から電気系統に不調が出ていた弟のキューブは、最期の力をふり絞るかのように、コントロールバネルのランプというランプを全て点滅させると、静かに息を引き取ったのでした。
皮肉にも、停車した場所は地元の大型葬儀場「セレモ」の駐車場でありました。
スマン!弟よ!旅立つ兄を許しておくれ!キャリーに満載の本と寝袋の入ったリュックを背負い、僕は最寄り駅から電車に駆け込みました。
どうも、旅する本屋店主トミーです。
いやいや波瀾含みの幕開けになりました。
今僕は京都行きの高速バスの中からこの記事を書いております。
えっ?弟はどうしたかって?
はい、今頃は駐車場に停めたクルマの中で自動車関係の仕事をしている叔父の到着を待っているとの事。
まずは一安心です。
それにしても、いつも通り高速を走らせバスのターミナルに向かっていたら、別の意味で葬儀所「セレモ」のお世話になっていたかと思うと、笑い事じゃありませんね。
何はともあれ、出だしから見事につまづきましたが、バスにもなんとか間に合い、明日の朝には京都駅に着きます。
それではまた。おやすみなさい。
本日の売上0円、使ったお金、交通費180円、バス代5000円。
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あ、びっくりしちゃった?
このブログは、2006年4月25日の記事。
タイトル…
『波乱の予感?京都編スタート』
の巻であります。
久しぶりに読み返したらエライ幕開けなのね。
笑いました。
0:04 | 店主 | その他 | コメントを書く

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