2011年スタート!『旅する本屋 放浪書房祝5周年!』特別企画『旅す る本屋の作り方?』
日付…
2006年4月29日のブログ
タイトル…
『本日の旅する本屋な毎日』
こんにちは。旅する本屋店主のトミーです。
「旅する本屋」という題名を付けてると、ご存知の方も多いかもしれませんが、中目黒にあるカウブックスのオーナーであり、雑誌等にエッセイを連載してる松浦弥太郎さんと彼の移動式の古書店が思い浮かぶとおもいます。
関係はあるのかって?
はい、いいえ。
バカボンのパパ的に言うのなら、「関係の無関係」なのだ。なのです。
えへへへ。ごめんなさい、そのへんの所もおいおい話していきますね。
さて「本日の旅する本屋な毎日」 売上0円 使ったお金、昼飯代1000円、備品代2400円。
ホームセンターにて本を入れる為のプラスチックBOXを購入。これでなんとか本の運搬がカタチになりそうです。それにしても、つくづく重さにめげます。
【↑初めは、寅さんが持ってるようなデカい革トランクを使う予定。てか使っていましたが、車輪が小さく、運搬しにくい。
ので止めました。雨にも弱いしね】
うーん、ハードカバーをラインナップから外そ
うかな?
でもなぁ、個人的にはハードカバーの持つ存在感、装丁の面白さは文庫サイズには無い魅力だと思うんですね。
それに到底文庫化されそうもないとんでもないタイトルあるし!
でもね、旅の友として考えると断然文庫本。軽い、小さい、安いの三拍子!
文庫が八割。ハードカバー二割のラインナップ。泣く泣く、絞りに絞ったんですよ。
青春、アウトドア物を無くして「旅本」一本勝負!です。
僕が一人旅を始めてからちょうど10年目。
「ここではない、どこかへ。」は僕の中の合言葉。
新しい旅のスタイルをこのブログでお話していけたら嬉しいです。
ブログも三日坊主にならないよう頑張ります。 それではまた。
【↑今年こそは!絶対!】
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さて、
公称では、
放浪書房は、5年前に京都の鴨川の畔でスタート。
となっているけど、
本当はね、
その前に二回程、千葉県の津田沼の駅で本を売ったのが全ての始まり。
その時の本屋の名前は
『auncle books』(おじさんの本棚)
旅本を含むサブカル全般を集めた本屋だったの。
名前の由来は僕と弟が大好きなアメリカのB級コメディ映画。
今は亡き名優ジョン・キャンディ主演の『おじさんに気をつけろ!』から。
主人公の「バックおじさん」と三人の甥っ子達が繰り広げる笑いあり涙ありのドタバタコメディ!
「バックおじさんの本棚ってどんな本が詰まっているんだろ?」
そんな空想から生まれたガラクタ満載のオモチャ箱みたいな本屋にしたいなと。
あ、今はファッション誌のライターで活躍している弟と共同運営で、地元で店を出す予定が、弟の仕事が忙しくなり断念。
(実は古本屋をやりたい!と言い出したのは弟)
フラフラした兄が、そんじゃ俺がやったるバイ!!
と。
まぁ、そんな感じ。
今もあの場所を通ると思い出すよね。
JR総武線津田沼駅の二階コンコース。
狭い通路はホームレスが住んでたり、路上ミュージシャンがライブしてたり、なんか自由だった。
今じゃ、駅員さんすっ飛んでくるんだろうな。
夕方頃、ドキドキしながらデカい革トランクに詰まった古本広げたっけ。
人通りはかなり多いのに、さっぱり立ち止まってくれないの。
そりゃ、そうだよね。
看板も無いし、敷物も無くて、地べたにドカッと座ってトランク広げられてもねぇ、どうしたらいいの?って感じだもん。
その辺じゃ当時、路上で100円で週刊誌売るホームレスもいなかったし。
え?売れたのかって?
売れたんだよ!
一冊!!
「孤独のグルメ」
確か、100円だった。
漫画好きのお兄さんで、
「なんかオススメある?」って。
唯一置いてあった漫画がこれだったの。でも、大好きな漫画だったから面白さを必死で伝えたんだよね。
そしたら売れた。
自分が好きなものの魅力を相手に伝える努力、工夫を常に実行していく。
これは、放浪書房だけじゃなく、副業の携帯のデコ職人でも看板業でも、街おこしのイベントでも、全てに繋がる自分の中のスタンダード。
あれから、何千冊本を売ったか分からないけど、あの時の感動は今も忘れられない。
のであります。
19:33 | 店主 | その他   

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