「とみーさん、人がいない所に、人を沢山呼び込むにはどうしたらいいですか?」

この答えを知っていたら、放浪書房は全国のシャッター通りの商店街は勿論、集客に苦しむありとあらゆる観光地、商いをする人達から引っ張りだこになるだろう。

【奇跡の集客請負人!それは旅する本屋だった!】

とかいうタイトルで「ガイアの夜明け」に出演れるはずだ。





《とみーさん、人がいない所に、人を沢山呼びこむにはどうしたらいいですか?》



とある地方の公の仕事に就く、ある方からの質問だった。



結論から言おう。僕は答えを知っている。





だから、その人に僕は、答えだと思っているそれを話した。



??? その人は納得してないようだった。

それもそうだ。彼が僕にしてきた問いは不完全だっだから。それは本来目的ではなく、目的を達成する為の途中経過に過ぎないことにその人は気付いてないから。





はい。最初からやり直します。





彼《とみーさん、人がいない所に、人を沢山呼びこむにはどうしたらいいですか?》





僕「なぜ、人を沢山呼びこみたいんですか?」

「呼び込む必要があるんですか?」

「呼び込む事で何が起きますか?誰にとって得があるんですか?」



ここが1番大事。

その人は地域の商いにまつわるお仕事をしている。

つまりはこういうことだったんです。

《地域の商売をしている人達、店が疲弊している。地域の人口縮小や時代の流れで、従来の商売が成り立たなくなっている。売り上げが落ちていて立ち行かなくなっている》

だから、どうにかしなきゃいけない。

外からのお客さんを誘致して、地域に来てもらい、お金を落としてもらう。

その為に沢山の人に来てもらう為にはどうしたらいいか?

そういう質問なのだ。

さぁ、放浪書房得意の「枝葉落とし」いきますよー

ジョキジョキジョキジョキジョキ

はーさっぱりした!





【売り上げを上げる為にはどうしたらいいか?】

うん。これなら分かる。大事なのはこれでしょ?

放浪書房、就職した事はありませんが、20代の頃旅の資金が欲しくて千葉の学生が多い街のゲームセンターのオープニングスタッフで勤めてた事がある。

タバコの匂いが漂い、暗く電子音だけが響き、陰でヤンキーが中学生カツアゲしている旧態然のゲーセンと違い、その店は所謂アーケードゲームの類(格闘もんとか、シューティングとか)は一切無くて、フロアを埋め尽くすのは、コインゲーム、音ゲーやレーシングゲーム、プリクラ、そしてプライズと呼ばれる大量のUFOキャッチャー。明るく清潔、接客1番、お客さんはカップルや家族連れがメイン。

曰く「アミューズメントパーク」に相応しい店作りだった。

そんなお店で僕はプライズを担当していた。マイクパフォーマンスでお客さんをノせて、連コインさせたり、景品をアピールしたり、人気出そうな景品を選んだり、面白い仕組みを考えたり、ディスプレイやPOP工夫したり、そう、今の放浪書房を支える小商いテクをお金を貰いながら磨いていける職場だったのだ。

ある日店長が僕に教えてくれた。

「富永、売り上げを上げるにはどうしたらいいと思う?」

「お客さんの数を増やす!ですか?」

「そう!財布を増やす。それも正しい。でももう一つある。お客さんが使ってくれるお金を増やすんだよ。1円でも多く使ってもらう」



【客数上げるか、客単価上げるか】

どっちがいい?そんな風に聞かれた覚えがある。

僕は後者に夢中になった。

理由は簡単で

「今、目の前にいるお客さんを楽しませ、満足させる事でお客さんは喜んで財布の紐を緩めてくれる。それは次の来店に繋がるし。別のお財布も連れて来てくれる。」

「そうなるように工夫を繰り返し、トークを磨く事で、新しいお客さんが増えてもしっかり財布の紐を緩ませる腕を磨けるから」

あの時から今までその思いは変わってない。

でも、今なら両方取る。笑

本来は両方からアプローチするべきなのは重々承知している。でも…手っ取り早くいきたい。

インターネットが浸透して、SNSが広まって、色んな情報が入ってくるようになった。

「山の中のお店にお客さんが殺到!」



「今まで見向きもされなかった地方の街に外国人観光客が殺到!」

こんなの間に受けて、二匹目のドジョウを狙うのもいいけど、確率どんなよ?そうなるまで何年かかるのよ?街が違う、人が違う、状況が違うじゃ参考にはなっても答えにはならない。

それよりさ、目の前のお客さんにちゃんと向き合ってますか?

【今日、店に来てくれた全てのお客さんに100円でもいいから売れましたか?】



【売ろうとしましたか?】



【何も買ってもらえなくて貴方がガッカリしている以上に、何も買えるものが無かった事に、わざわざ店に足を運んでくれたお客さんが心底ガッカリしている事に気付きましたか?】

そんなんじゃ、目の前を今の10倍のお客さんが通ったって意味ないじゃない。

今目の前にいるお客さんにしっかり向き合い、自分の店や商品、サービスの魅力をしっかり伝える。それによって対価をしっかり頂く。

それが一番手っ取り早く、確実で、長い目で見たら、行政に頼る事なく、誰のせいにするでもなく、流行り廃りに一喜一憂する事なく、自分次第で飽きずに商いを続けていける。





そう思います。

さて、なんてナイスなタイミングでしょう。

先日、ツイッターやフェイスブックでこんな事書きました。





《告知しないと売り上げが上がる?!告知しないという小商いテクニック》


これとこの記事の出来事はマジでシンクロニシティ!なんで

近く、ツイキャスの「旅するラジオ実況中継」で特別番組!!



https://twitcasting.tv/horoshobo





【冬の体験講習!小商いラボ 実践編 告知しないが売り上げアップに繋がる!】をお送りします!

伊丹での開催前に「テスト講座」でお客さんの反応を見るという笑





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