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2017.10.9
シリーズ《旅商人の小商い考》「“接客七大用語” 全部言えると売上げが下がる。モノが売れなくなる?①」
・いらっしゃいませ ・少々お待ちください
・かしこまりました ・お待たせいたしました
・申し訳ありません ・恐れ入ります
・ありがとうございます
接客七大用語
全部言えなくても、接客業に従事してなくても、言葉くらいは聞いたことある人も多いはず。
店や会社によって内容変わったり、7が8個に変わったりするみたいだけど、おおよそこんな感じだ。バイトだろうと正社員だろうと接客、サービス、販売業に就く人間は大抵これを覚えさせられてしまうのです。
これほど、時代遅れで売り手(サービスの担い手)に「勘違い」をさせてしまうものはないと僕は思っています。
どんな勘違いかって?「モノが売れる」という勘違い。
改めて接客七大用語を一つ一つ見ていくとよーく分かります。
・いらっしゃいませ→(お客さんがお店に来てくれちゃった)
・少々お待ちください(ませ)→(サービス、商品の提供を待たせちゃいそう、または待ってくれちゃった)
・かしこまりました→(お客さんからサービス、商品の依頼を受けちゃった)
・お待たせいたしました→(お客さんがだいぶ待ってくれちゃった)
・申し訳ありません(ございません)→(迷惑かけちゃった)
・恐れ入ります→(迷惑かけちゃいそうだな…)
・ありがとうございます→(買ってくれちゃった。やった!)
そう。これ、ぜーんぶ「受け身」の言葉なんです。
言い換えるなら接客7大用語は「非積極的7大用語」。
では、接客七大用語はいつ生まれたんでしょうか。ここから先は(ここから先も)あくまで放浪書房の独断と偏見と推察なんだけど。
今を遡ること、一昔、いや二昔。
まだ日本が貧しくて、でも登り調子になりそうな気配するぞ!頑張るからね!という心意気が街に溢れていた頃。豊かさ=モノだった。今ほどモノが溢れてはいなく、情報も少なくて、コストコもアマゾンも無くて、手に入れる為のお金も皆んな持ってないそんな時代。
沢山の種類の商品が沢山並ぶ光景に人々は憧れて、百貨店、デパートがモノを買うという行為の頂点にあった。その頃誰かが考えたんだろうねきっと。
良い物を作れば、仕入れれば、売り場に並べれば、ほっといてもお客さんがいっぱい押し寄せて、次から次へと勝手に売れていく。そんな状況だから、現場で必要なのは
「大量のお客さんを効率良くさばく、無難に対応する為のテクニック」(接客)。だって積極的に売ろうとしなくても売れる。
効率よくさばく為には「お客さんを待たせない、怒らせない」のが重要。クレームは非効率に繋がるのだから。
結果は大成功!
良い商品を、沢山種類集めて、綺麗に並べれば、沢山お客さん来てくれてばかばか売れていく。そんな有難い(とも思わないくらい当たり前の)時代が何十年も続いたのでした。
そして、気付いたら終わっていた。
今、「モノが売れない」そうです。
先日、縁あって、誰でも知っている某大手ショッピングモールの経営や新規出店を担当されている部署の方とお話させて頂く機会がありました。
酒の席でもあるんで(僕は下戸だから飲めない)思いきって気になる事を聞いてみることに。
「今って、モノ売れてますか?」って。
その方の答えが、予想外の、自分の想像の斜め上いっていてマジびびりました。
さて、話戻します。笑
(大丈夫。上の答えは次回書きますからね。)
放浪書房が各地で開催させて貰っている小商いを飽きないで続けていく為のテクニック「稼ぎ方=売る為のテクニック」を教える塾?研究所《小商いラボ》では研究生の皆さんに
「接客七大用語なんて、覚えちゃ駄目ですよ!時代遅れで、意味無いから!」
「そんなの覚える暇あるなら、自分なりの“新接客(積極的)七大用語” 考えよう!」
と話しています。
「放浪書房何言ってんのさ!接客七大用語は接客の基本であり、究極よ!」って方はこの記事も忘れてください。
でも、「良いモノ作って、(仕入れて)ディスプレイにもこだわっているのに、何で売れないんだろう…」
そう感じている方にはもしかしたらヒントになるかもしれません。
接客七大用語を見直す事はヒント探しの第一歩であり、大商いでも、中商いでもない。小商いを飽きずに続けていく為の答えにも繋がっていきます。
なんで今回のお話まだ続きます。ご興味ある方はお付き合い下さい。
・かしこまりました ・お待たせいたしました
・申し訳ありません ・恐れ入ります
・ありがとうございます
接客七大用語
全部言えなくても、接客業に従事してなくても、言葉くらいは聞いたことある人も多いはず。
店や会社によって内容変わったり、7が8個に変わったりするみたいだけど、おおよそこんな感じだ。バイトだろうと正社員だろうと接客、サービス、販売業に就く人間は大抵これを覚えさせられてしまうのです。
これほど、時代遅れで売り手(サービスの担い手)に「勘違い」をさせてしまうものはないと僕は思っています。
どんな勘違いかって?「モノが売れる」という勘違い。
改めて接客七大用語を一つ一つ見ていくとよーく分かります。
・いらっしゃいませ→(お客さんがお店に来てくれちゃった)
・少々お待ちください(ませ)→(サービス、商品の提供を待たせちゃいそう、または待ってくれちゃった)
・かしこまりました→(お客さんからサービス、商品の依頼を受けちゃった)
・お待たせいたしました→(お客さんがだいぶ待ってくれちゃった)
・申し訳ありません(ございません)→(迷惑かけちゃった)
・恐れ入ります→(迷惑かけちゃいそうだな…)
・ありがとうございます→(買ってくれちゃった。やった!)
そう。これ、ぜーんぶ「受け身」の言葉なんです。
言い換えるなら接客7大用語は「非積極的7大用語」。
では、接客七大用語はいつ生まれたんでしょうか。ここから先は(ここから先も)あくまで放浪書房の独断と偏見と推察なんだけど。
今を遡ること、一昔、いや二昔。
まだ日本が貧しくて、でも登り調子になりそうな気配するぞ!頑張るからね!という心意気が街に溢れていた頃。豊かさ=モノだった。今ほどモノが溢れてはいなく、情報も少なくて、コストコもアマゾンも無くて、手に入れる為のお金も皆んな持ってないそんな時代。
沢山の種類の商品が沢山並ぶ光景に人々は憧れて、百貨店、デパートがモノを買うという行為の頂点にあった。その頃誰かが考えたんだろうねきっと。
良い物を作れば、仕入れれば、売り場に並べれば、ほっといてもお客さんがいっぱい押し寄せて、次から次へと勝手に売れていく。そんな状況だから、現場で必要なのは
「大量のお客さんを効率良くさばく、無難に対応する為のテクニック」(接客)。だって積極的に売ろうとしなくても売れる。
効率よくさばく為には「お客さんを待たせない、怒らせない」のが重要。クレームは非効率に繋がるのだから。
結果は大成功!
良い商品を、沢山種類集めて、綺麗に並べれば、沢山お客さん来てくれてばかばか売れていく。そんな有難い(とも思わないくらい当たり前の)時代が何十年も続いたのでした。
そして、気付いたら終わっていた。
今、「モノが売れない」そうです。
先日、縁あって、誰でも知っている某大手ショッピングモールの経営や新規出店を担当されている部署の方とお話させて頂く機会がありました。
酒の席でもあるんで(僕は下戸だから飲めない)思いきって気になる事を聞いてみることに。
「今って、モノ売れてますか?」って。
その方の答えが、予想外の、自分の想像の斜め上いっていてマジびびりました。
さて、話戻します。笑
(大丈夫。上の答えは次回書きますからね。)
放浪書房が各地で開催させて貰っている小商いを飽きないで続けていく為のテクニック「稼ぎ方=売る為のテクニック」を教える塾?研究所《小商いラボ》では研究生の皆さんに
「接客七大用語なんて、覚えちゃ駄目ですよ!時代遅れで、意味無いから!」
「そんなの覚える暇あるなら、自分なりの“新接客(積極的)七大用語” 考えよう!」
と話しています。
「放浪書房何言ってんのさ!接客七大用語は接客の基本であり、究極よ!」って方はこの記事も忘れてください。
でも、「良いモノ作って、(仕入れて)ディスプレイにもこだわっているのに、何で売れないんだろう…」
そう感じている方にはもしかしたらヒントになるかもしれません。
接客七大用語を見直す事はヒント探しの第一歩であり、大商いでも、中商いでもない。小商いを飽きずに続けていく為の答えにも繋がっていきます。
なんで今回のお話まだ続きます。ご興味ある方はお付き合い下さい。
22:33 | 店主 | その他