放浪10日目。長岡をブラブラする。満ちたりた一日。
この日は日曜日、長岡の街をぶらぶらしていました。
アフリカンフェスタ。
それが開催している長岡市役所庁舎の入ったアオーレ長岡。
採光抜群で、木の素材感を活かした解放感のある空中回廊のような設えで、無線LANも取れます。
高校生がオープンカフェのようなデッキのベンチテーブルに座り勉強していたり、
初めてフラッシュモブに遭遇したり、
長岡震災アーカイブセンターでは中越沖地震の記憶を残し、映像と床面の巨大地図とiPadを使って地区ごとの被災状況や復興の経過を見れたり、震災関連書籍のコーナーがあったり、
新しい大きな不幸の前に、忘れていく不幸があって、
まだ、傷は癒えてなくて、
それでも前に進む中で、忘れない事が原動力になる事もある。
そう思ったり、
市内の気になる古本屋さん、雑本堂さんは休みだったり、
河井継之助の記念館を訪ねてガトリング砲を回したり、
図書館の旅×本コーナーに「いいね!」と思ったり、
勿論、明日の出店場所と安いコインパーキングの場所も探したり、
久しぶりに沢山歩いて、汗かいて、少し離れた温泉の市街を一望出来る露天風呂でスーパームーンを眺めたり、
好きな事が仕事になる。
嬉しいのだけど、バランスが難しい。店を出していたら街を歩けない。でも、店を出したら面白い出会いと収入が待っているかもしれない。
いやいや、でないと困るでしょう。
と思ったり。
満ちたりた旅の一日でした。
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9:17 | 店主 | その他 | コメントを書く
とにかく、たもかく、の写真をのせる(2)
放浪書房が途中でめげた「しんぶん館」(新書、文庫)蜘蛛の巣の洗礼も受ける。
おにぎり屋根の小屋が並ぶ敷地。
奥には貴重本だけの「うらない館」も。
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9:34 | 店主 | その他 | コメントを書く
とにかく、たもかく、の写真をのせる(1)
すいません
前回の記事、たもかくのアドレス忘れました。
http://www.tamokaku.com/
隣接したスーパーの駐車場のコンテナにも本
おにぎり屋根が可愛い、メインの本の店。
比較的新しく綺麗なコミック、単行本、コミック、CDもある嬉しい街の本屋さん的古本屋さん。
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9:30 | 店主 | その他 | コメントを書く
ともかく、たもかく、のことをかく。皆の質問に答えます。
放浪書房3度目の来訪。
前回は3年以上前だと思う。
たもかく?
何ぞや?の方はコチラをどうぞ。
今回残念ながら代表の吉津さん不在で道を挟んだ向かいにある倉庫には入る事が出来なかったけど、本の店、こみたん館(コミック、単行本)、しんぶん館(新書、文庫本)の3つでも充分!
3日かけて見尽くし、捜し尽くして、単行本50冊と文庫本10冊をゲット致しました!
写真では分からないと思うけど、本棚前後ろ二段になっていて、前だけ見て安心してると後ろの掘り出しもんを見過ごしてしまう。
脚立使わなきゃ上部は取れないし、ジャンルも結構混ざってる。んな訳で、1列毎にやっつけていく。
端の5冊くらいを抜いて、後列を眺め、抜いた前列を少しずつ移動させていく。
途中からは自分がどこを探したのか分からなくなり、再度同じ棚を見てたり、、、
見憶えのある装丁やタイトルに
は!
と気付く事もあれば、
見憶えない旅本を見つけて
おいおい★あるじゃないの!
本当に確認したのか?
怪しいもんだ。となったりして
古本無限地獄をループしているような錯覚に陥る。
夏場はあれだね、
飲みモノと軽食でも携えていかねば遭難するね(笑)
ちなみに館内だとソフトバンクは圏外。
何事かあっても人しれず、朽ち果てた放浪書房の骸には旅本だけがしっかりと抱えてあった、、
みたいな事になりかねない。
その為か、入り口には
入館退館時には必ずスタッフに声をかけることとある。なるほど。
絵本は少ないです。児童書も多いほどではなく入り口に面してるせいかヤケが酷い。
人文、思想、実用書、小説が多い。
最終日のことになるが、週末という事もありメインの本の店には結構お客さん来ており、女性客から
「これ!どこにもなくて!ずっと探していたの!嬉しい!」という声が聞こえた。
マスターヨーダも言っている
「フォースの力を信じよ。
求めよ、さらば与えられん」と。
Yes!マスター!!
古本の神様(ちょっとカビ臭そう、、嘘!ごめんなさい)
に結構愛されてるな、俺。
出てくる、出てくる。
三年前にも間違いなく見尽くしたはず。なのに、これはってのがホイホイ出てくる。50冊10000円なんて気の遠くなる話だと思っていたけど、気付けば最初の「こみたん館」の単行本コーナーだけで30冊。
上のコミックコーナーでも1冊。
「しんぶん館」に至っては足踏み入れた瞬間眩暈してきた、、、うず高く壁面ギッシリの文庫本、、、
薄く小さい文庫の背表紙が密集し、寄り目で眺めたら3Dで何か飛び出して見えるんじゃなかろうか。
そして棚の半分を隠す未開封の段ボール箱、、、
見える部分だけ探して10冊程見つけても、まだ10冊足りない。
集中力も切れてきた、お腹も空いた。
お風呂入りたい。
スタッフのババさんに本を預けて明日また来る旨を伝える。
たもかくの話をすると、よく「価値のある本見つかるの?」と聞かれるんだけど、正直、放浪書房には古書的価値の高い本なんて何一つわかんないだよね!笑
もし、仮に目の前に30000円の市場価値のある文芸書が棚に挿さっていてもスルーしちゃってる筈。
知ってたら、買うんだろうか?
だって、放浪書房で売れない。旅本と並べてたら違和感感じるだろうし、お客さんに聞かれたときに、
「これは、非常に貴重な本でして、価値の分かる方にお売りしたく…」なんてニヤニヤするのもイヤラシイ。
放浪書房が持っていても宝の持ち腐れってやつ。
どんなに価値のある本だって、買って下さる方が居て初めてお金になる訳で。
あれですよ!
「なんでも鑑定団」でお宝に値段が付くじゃないですか?えらい金額!じゃあ、その値段でアンタ買ってよ!って中島先生に言ったら買ってくれんのか?って話。
違うか。
とにかく
放浪書房にとっては、いつか誰かが、3000円で買ってくれるかもしれない本より、次の街で、お客さんにこの本最高ですよ!読んでみて!と自信を持って勧められる、買って貰える500円の旅本が、最高に価値のある本です。
それに旅本なら自分が楽しめる。
500円でも、6冊売れたら3000円だよ?ガソリン20リッター買える(笑)
放浪書房のお客さんに旅好き、本好きは居ても、古書好きな目利きの方は殆どいない。
と思う。
市場価値云々じゃなくて、本当に興味のある旅を、面白そう!と思ってくれた本を楽しそうに買っていく。
出会いを楽しんでくれる。
それでいいんじゃないでしょうか?
それが良いんじゃないでしょうか?
たもかくもそんな風に楽しんではどうでしょう?
あ、ちなみに、古書の価値が分かる方はもっと楽しめるはず。
今回の様に50冊10000円SALEは年に数度ですが、基本は定価の半額。古い本程安く買える値段設定です。
今でも古本は全国から送られて来る。故人の蔵書整理や民間図書館、企業の資料もあったりと、本と森を交換という面白いシステムに共感して送られてくる沢山の本達。
運命の出会いがありそうじゃないですか?
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9:24 | 店主 | その他 | コメントを書く

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