雪の道
千葉は7年ぶりの大雪だそうな。
駅までの長い坂道。
陽が射さない西側の歩道の雪はまだだいぶ残っていた。
向こう岸の溶けた道に渡ろうかと少し迷うが、なに、年に何回もない雪道を歩くのもオツかなと、そのまま行く事にした。
沢山の人の足で、靴で踏み固められた道の真ん中はカチコチ。
慎重に歩かないと転んでしまいそう。
すれ違う人同士も
おい、おい、お前道譲れよ。
そういうあんたこそ、譲りなさいよ。
と無言で牽制しあっているみたい。
なんか、嫌だな。
面倒くさいなと思ってしまうたち。
あれ、カチコチ道の両端はまだ誰も歩いてないようで、降り積もったままの雪が残ってる。
こっちにしよう。
ズボリと足が埋まります。
ブーツにして良かった。
一歩一歩は重いけど、転ぶ心配も少なく確実に前に進める。
何より、真っ新の白い雪道に自分の足跡が、一歩、また一歩とついていくのがとても愉快。
後ろを振り向くと自分の歩いてきた足跡が残り、これから進む先には未踏の大地が広がっている。
と、書くと大袈裟ですか?笑
雪の日の
誰かが踏み固めてくれた道。
先に沢山の人が歩いた道。
雪に足をとられる事こそ無いけど、油断してるとすっ転ぶ。
そんな道を慎重に歩いていくのは面白くもなんともない、
あー、一番最初に歩いた人イイなぁ。なんて思うのもカッチョ悪い。
だったら、道をほんのちょっと外れて、誰も歩かないところを歩いた方が楽しい。
向かう場所は一緒だとしても、色んなアプローチの仕方があると思う。
こっちも歩いていいんだ
誰かがそう思って、後に続くかもしれない。
そうして、道になっていく。
久しぶりの大雪。
久しぶりに届いた読者さんからのメッセージ。
雪の道を歩いて、思った。
※画像は湯布院。放浪書房の歩いた道とは関係ありません。
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