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2013.1.15
ある、アーティストさんからの質問。それに対する答えと、役に立つか 分からないアドバイス。
どうも、旅する本屋 放浪書房のとみーです。
この写真は、大阪での出店の模様です。
2年程前になるでしょうか。
一枚は中之島の日銀前。
もう一枚は、心斎橋のアップル前。
さて、今回のブログは放浪書房宛にに質問を頂いた大阪のアーティストさんへの回答となります。
その方にとってはこれからの参考に、他の読者の方には、路上販売の気になる内情として、楽しんで頂けたら幸いです。
《はじめまして 大阪でアーティストをめざしている○○といいます。
旅をしながら本を売るなんて、なんてロマンティックなんだろうと感動いたしました。
実は私も路上で作品を売ろうとしているのですが、ひとつ問題があるのです。
それは、大阪ではなかなか路上販売の許可がおりないのです…
中には無許可で路上販売をしている人もいるのですが、私はコソコソしたやりかたが大嫌いで堂々と胸をはって作品をうりたいのです。
そこでひとつ相談なのですが、どうすれば許可がおりやすくなるのか、または こういう方法もあるよと教えていただける事があれば
ご教授いただきたいのです。よろしくお願いいたします。》
Hさん、はじめまして。
旅する本屋 放浪書房の店主とみーと申します。
この度は応援のメッセージと、質問ありがとうございます!
このブログをご覧になられている方は多かれ少なかれ、路上商売や自由な商いのスタイルに憧れていたり興味を持っていらっしゃるかと思います。
凄く良い?質問なんで、折角なんで【公開アンサー】とさせてください。
☆《大阪ではなかなか路上販売の許可がおりないのです…》
★そうなんです!大阪だけじゃなくて、日本中で路上販売の許可はほぼ下りないと見て間違いないと思います。
ケータリングの自動車移動販売の方も、衛生の許可、営業許可は持っていても、道路使用許可を持ってない方がほとんどのようです。
それなのに、お巡りさんは「許可証持ってる?」と職質します。あれは何だろうね。笑
★「実は上記の公の許可以外に、裏の許可もあります!」
場所によっては893屋さん等にショバ代という許可を払う場合もあるようです。
放浪書房は一度も払った事がないです。
夜間、売上のありそうなお金になりそうな路上販売には声かけてくるそう。
本は夜見えないから基本閉店してますし、何より儲かってそうに見えない為?笑
金額まで分かりませんが、払っても、その筋の方からは許されるけどお巡りさんは別口になるので注意です。
★「ポイントは、その場所がどこの管轄になるか?です」
例えば、
○駅前…鉄道会社の管轄
○道路…警察
○夜の商店街…商店街組合、場所によっては893屋さん
○公園…管理組合、管理事務所、公園協会等
まぁ、これも一概には言えないんですが、稀に誰も知らーん、という空白、というか微妙に境界線になる場所もあります。そんな所はアンタッチャブルな場所?穴場みたいです。
★「人の多い場所、売れる場所は注意される可能も高い!」
なんで、誰も通らない、気にもしない場所は注意もされない。
そのかわり、売れない。笑
となります。
放浪書房ではよく公園や道路沿いの緑地帯などで店出します。
人通りはまぁまぁですが、比較的注意は少ないかも。
☆「私はコソコソしたやりかたが大嫌いで堂々と胸をはって作品をうりたいのです。 」
★「素晴らしいです!!堂々と無許可で売りましょうよ!
」
怒られていいじゃないですか?
皆沢山叱られ、経験を積んで自分の居場所を探すんです!
「すいません!すぐ片付けます!」と撤収すれば問題ありません。命は取られません。
逆に、堂々と叱られず、安心して作品を売りたいなら、「ちゃんと家賃を払ってお店を借りましょう」
店舗を持つこと、路上でやること、どちらにもメリットとデメリットはあります。
自分にとっての優先順位(売上、精神的な安定、経費がかからない等)を決めるといいかもしれません。
放浪書房の場合は、
旅をしながら旅の本を売る
というスタイルなので路上がメインなのです。
勿論、イベント等のお誘いもありますので有難く出さして頂いております。
許可がなくても出来る場合もあるし、許可が下りても売れない場合もある。そんなもんです。
とまぁ、ここまで書いて、
「随分、突き放した冷たい回答かな」
と思いました。
なんで、少し為になる実践的なアドバイスに移りましょう!
■大阪で、路上販売している人、アーティスト、ミュージシャンの方に先ずはどこが出来るか?この場所は大丈夫か?時間はいつがいいか?聞いてみるのが1番です。
または、「大阪 路上販売、路上ライブ」でブログを探し、定期的にされてる方を探しましょう。
その場所は可能性が高いです。
これは僕も、初めての場所を旅する時は参考にします。
■定休日のある店に、相談、店頭を使わせてもらう。
これも店によって対応違うかと思いますが、放浪書房も経験があります。
■軒先を有料で貸してくれる会社があります。放浪書房も使った事があります。人気の場所は埋まっていて人気のない場所は、、、
良かったら見て下さいね。
http://www.nokisaki.com/
■手作り系、アート系のイベントやプロ、アートを受け入れているフリマもあります。調べるといいかもしれません。
そういう場所には、それを目当てに、良質の(と書くと語弊がありますが)お客さんが来る場合も多いです。
最後に
路上で店を出す事を「目的」にしてしまうとおかしい事になってしまうかもしれません。
自分の商品(作品)を誰に知って欲しいか、見て欲しいか、買って欲しいか。それによって、売り方、場所を変える必要があると思います。
価格の高いものを露店で売ると価値を下げてしまいます。
「路上でも自分の作品の価値を理解してくれる人がいるはずだ!」
それも間違いではないですが、正直、今の大阪では路上販売はかなり規制を受けていてハードルが高くなっているようです。
大阪の路上詩人の方がパフォーマンス出来る場所なく、都内まで出張してました。
それでも、色々情報を集めて、同業の人の話も聞いてマメに探せば、まだまだ出店出来る場所があるかもしれません。
Hさん、
僕にこんな事言う資格はありませんが、
こだわりは作品にしっかり込めて、売り方、発表の仕方は
こだわらず、柔軟に見つけて下さい。
それでも、路上を。
という事でしたら、放浪書房は大阪、神戸、京都の路上で出店した経験もありますので、参考になるか分かりませんが、過去のブログを見て頂けたら幸いです。
うーん、回答、、、参考になったでしょうかね?
いつか、何処かでお会い出来るのを楽しみにしております。
それでは、イイ旅を。
この写真は、大阪での出店の模様です。
2年程前になるでしょうか。
一枚は中之島の日銀前。
もう一枚は、心斎橋のアップル前。
さて、今回のブログは放浪書房宛にに質問を頂いた大阪のアーティストさんへの回答となります。
その方にとってはこれからの参考に、他の読者の方には、路上販売の気になる内情として、楽しんで頂けたら幸いです。
《はじめまして 大阪でアーティストをめざしている○○といいます。
旅をしながら本を売るなんて、なんてロマンティックなんだろうと感動いたしました。
実は私も路上で作品を売ろうとしているのですが、ひとつ問題があるのです。
それは、大阪ではなかなか路上販売の許可がおりないのです…
中には無許可で路上販売をしている人もいるのですが、私はコソコソしたやりかたが大嫌いで堂々と胸をはって作品をうりたいのです。
そこでひとつ相談なのですが、どうすれば許可がおりやすくなるのか、または こういう方法もあるよと教えていただける事があれば
ご教授いただきたいのです。よろしくお願いいたします。》
Hさん、はじめまして。
旅する本屋 放浪書房の店主とみーと申します。
この度は応援のメッセージと、質問ありがとうございます!
このブログをご覧になられている方は多かれ少なかれ、路上商売や自由な商いのスタイルに憧れていたり興味を持っていらっしゃるかと思います。
凄く良い?質問なんで、折角なんで【公開アンサー】とさせてください。
☆《大阪ではなかなか路上販売の許可がおりないのです…》
★そうなんです!大阪だけじゃなくて、日本中で路上販売の許可はほぼ下りないと見て間違いないと思います。
ケータリングの自動車移動販売の方も、衛生の許可、営業許可は持っていても、道路使用許可を持ってない方がほとんどのようです。
それなのに、お巡りさんは「許可証持ってる?」と職質します。あれは何だろうね。笑
★「実は上記の公の許可以外に、裏の許可もあります!」
場所によっては893屋さん等にショバ代という許可を払う場合もあるようです。
放浪書房は一度も払った事がないです。
夜間、売上のありそうなお金になりそうな路上販売には声かけてくるそう。
本は夜見えないから基本閉店してますし、何より儲かってそうに見えない為?笑
金額まで分かりませんが、払っても、その筋の方からは許されるけどお巡りさんは別口になるので注意です。
★「ポイントは、その場所がどこの管轄になるか?です」
例えば、
○駅前…鉄道会社の管轄
○道路…警察
○夜の商店街…商店街組合、場所によっては893屋さん
○公園…管理組合、管理事務所、公園協会等
まぁ、これも一概には言えないんですが、稀に誰も知らーん、という空白、というか微妙に境界線になる場所もあります。そんな所はアンタッチャブルな場所?穴場みたいです。
★「人の多い場所、売れる場所は注意される可能も高い!」
なんで、誰も通らない、気にもしない場所は注意もされない。
そのかわり、売れない。笑
となります。
放浪書房ではよく公園や道路沿いの緑地帯などで店出します。
人通りはまぁまぁですが、比較的注意は少ないかも。
☆「私はコソコソしたやりかたが大嫌いで堂々と胸をはって作品をうりたいのです。 」
★「素晴らしいです!!堂々と無許可で売りましょうよ!
」
怒られていいじゃないですか?
皆沢山叱られ、経験を積んで自分の居場所を探すんです!
「すいません!すぐ片付けます!」と撤収すれば問題ありません。命は取られません。
逆に、堂々と叱られず、安心して作品を売りたいなら、「ちゃんと家賃を払ってお店を借りましょう」
店舗を持つこと、路上でやること、どちらにもメリットとデメリットはあります。
自分にとっての優先順位(売上、精神的な安定、経費がかからない等)を決めるといいかもしれません。
放浪書房の場合は、
旅をしながら旅の本を売る
というスタイルなので路上がメインなのです。
勿論、イベント等のお誘いもありますので有難く出さして頂いております。
許可がなくても出来る場合もあるし、許可が下りても売れない場合もある。そんなもんです。
とまぁ、ここまで書いて、
「随分、突き放した冷たい回答かな」
と思いました。
なんで、少し為になる実践的なアドバイスに移りましょう!
■大阪で、路上販売している人、アーティスト、ミュージシャンの方に先ずはどこが出来るか?この場所は大丈夫か?時間はいつがいいか?聞いてみるのが1番です。
または、「大阪 路上販売、路上ライブ」でブログを探し、定期的にされてる方を探しましょう。
その場所は可能性が高いです。
これは僕も、初めての場所を旅する時は参考にします。
■定休日のある店に、相談、店頭を使わせてもらう。
これも店によって対応違うかと思いますが、放浪書房も経験があります。
■軒先を有料で貸してくれる会社があります。放浪書房も使った事があります。人気の場所は埋まっていて人気のない場所は、、、
良かったら見て下さいね。
http://www.nokisaki.com/
■手作り系、アート系のイベントやプロ、アートを受け入れているフリマもあります。調べるといいかもしれません。
そういう場所には、それを目当てに、良質の(と書くと語弊がありますが)お客さんが来る場合も多いです。
最後に
路上で店を出す事を「目的」にしてしまうとおかしい事になってしまうかもしれません。
自分の商品(作品)を誰に知って欲しいか、見て欲しいか、買って欲しいか。それによって、売り方、場所を変える必要があると思います。
価格の高いものを露店で売ると価値を下げてしまいます。
「路上でも自分の作品の価値を理解してくれる人がいるはずだ!」
それも間違いではないですが、正直、今の大阪では路上販売はかなり規制を受けていてハードルが高くなっているようです。
大阪の路上詩人の方がパフォーマンス出来る場所なく、都内まで出張してました。
それでも、色々情報を集めて、同業の人の話も聞いてマメに探せば、まだまだ出店出来る場所があるかもしれません。
Hさん、
僕にこんな事言う資格はありませんが、
こだわりは作品にしっかり込めて、売り方、発表の仕方は
こだわらず、柔軟に見つけて下さい。
それでも、路上を。
という事でしたら、放浪書房は大阪、神戸、京都の路上で出店した経験もありますので、参考になるか分かりませんが、過去のブログを見て頂けたら幸いです。
うーん、回答、、、参考になったでしょうかね?
いつか、何処かでお会い出来るのを楽しみにしております。
それでは、イイ旅を。