的中率は驚異の100パーセント!!人生の節目に節目に「本屋占い」をするの巻
どうも、一応 本屋の放浪書房です。笑


久しぶりのblog記事は、本の話、本屋さんの話にしようかと。


と言ってもブックレビューや本屋さん探訪報告ではなく「本屋さんに行きたくたる!本屋ならではの楽しみ方のご案内」です。

さて、正月も遠い昔の思い出ですが、初詣でおみくじを引いたり、易で今年の運勢を見たりする方も多いかと思います。僕も人生の節目節目に占いをします。

タロットでも、水晶でも、亀甲でも、お粥のカビでも、四柱推命でも、手相人相でもなく



本屋さんで占いますその名も《本屋占い》





当たるも八卦当たらぬも八卦。なんて話じゃなく的中率は驚異の100パーセント!!





消費者センターに苦情の来ようもない、確率です。ほぼ、予言です。

これをする事で過去、現在、近未来が手に取るように分かります。





さて、やり方を説明しましょう。

■占う場所…新刊書店。



なるべく普段足を運ばない、品揃えやレイアウト、店の特色を知らない店が良いです。出来る限り品揃え豊富な店が良いのですが、多層階の店は避け、ワンフロアが理想です。

※こういうニッチ過ぎる品揃えのお店はなるべく避けるようにしましょう。



■事前の心構え、準備。



出来たら2週間位新刊書店の出入りや、話題の本なんなのネット検索を控え、王様のブランチの「BOOKランキング」の視聴もご遠慮ください。



■見料



約2000円〜10000円。可能なら福沢さんをお財布に入れておくとより精度の高い結果と満足度を得られます。





さあ、準備が整いましたら、本屋占いスタートです。



【本屋占いの仕方】

(*参考画像として広島のウィー東城さんとキャップ書店高槻店さんのお写真を使わせて頂いてます)







① 新刊書店に行く。

(時間に余裕があり、夕方の混む時間は避ける)






②フロアを一周する。

(下見の時間です。フロア案内は見なくて大丈夫です。通らない通路、コーナーには意味があります。1番見なくてはいけないのが「暮らし」「哲学」「ノンフィクション」とか書かれたコーナーサイン。気になるキーワードを覚えておきます。個人的には小説、コミックは避けてます。主に実用書、雑誌、ノンフィクションを攻めます。)






③巡回2周目。

(②で気になったコーナー、キーワードの棚に行き、気になる本をカゴに入れていきましょう。この時大切なのが価格を見ないこと。冊数の制限はありません。中をしっかり確認するのではなく、タイトル、装丁、帯、目次、持った時の感触を大切にします。)






④選別



(カゴの中の本の選別に入ります。内容も確かめながら、3冊を選ぶようにします。値段もしっかり選別の判断基準にしてください。)





⑤購入(ここ大事、笑)



さぁ、以上が前半戦。

普通の占いだとここまで。タロットなら出たカードを、四柱推命なら生年月日を占い師に伝えたら、その結果を見てくれますが、本屋占いでは、選んだ3冊の本を元に、自分自身と向き合いながら分析する必要があります。







ちなみに、去年の11月に岡山の新刊書店チェーンで放浪書房が占った時の3冊がこれ。


それでは、分析していきます。あ、その前にこの「本屋占い」のネタバラしをしますと「心理テスト」に近いです。





選んだ本から見えてくるのは





☆今、自分が何に興味を持っているのか?どんな問題や不安を抱えているのか?



☆インターネットを中心に広く浅く、無料で知識や情報を仕入れられる時代に、対価(お金を払う)と手間暇をかけてまで得たい、情報や知識は何なのか?(本の値段も重要なのは、自分にとってそれだけの価値がある情報なのかがわかるから)

→以上から、(現在の自分)が見えてきます。





例…



「コミュニケーション術の本」

→あ、俺、職場の人間関係に不満や悩みあるのかも…

・「健康の本」

→体力の衰えを感じ始めてんだな…俺

また、事前知識や情報を頭に入れずに占う事で、手にする本には少なからず過去に自分が培ってきた経験や通り過ぎてきた情報、過去の興味や関心が見えてきたりもします(自分の中である程度答えが見つかってたり、流行りが終わったキーワード、ジャンル)も良く分かります。



→以上より、現在に続く、(過去の自分)が見えてきます





自分の選んだ3冊を分析すると…

○すっかり紀行文、旅行記の類いを手に取らなくなった。(誰かの旅を追体験するのではなく、自分自身のオリジナルな旅が確立出来た?)

○3年前なら手にしていたであろう、DIY、ものづくり、地域づくりにまつわるキーワードにも食指が動かない

○移動する、商う、暮らすというスタイルに生き方の可能性を見出し始めている。

○それは決して真新しいものではなく、先祖伝来受け継がれてきた伝統的な生業のスタイルであり、先達方の実績や経験などデータからヒントを探そうとしている。

○どう生きていくか、どう暮らしていけばいいのか。日本古来の生き方にヒントがある。江戸時代こそ最先端!

こんなところでしょうか。これが40歳を迎える今の自分の頭と心の中。みたいです。笑

この占いの1番の特徴としては

《誰かに一方的に言い当てられたり、結果だけを受けとるのではなく、自分自身で分析して、納得出来る理由を探すことに意味がある》

そこだと思います。

なんで、イヤでも的中率100パーセント!!

で、でです!大事なのは【未来】!!ですよね?

ここからが本の本領発揮!!





選んだ3冊の本を隅々まで読み込みます

「あれ、なんかピンと来ないぞ?」とか「そうなんだよ!俺探してたのはこういうことなんだよ!」と色んな感想があることでしょう。

選んだキーワードへの興味や関心、知識や思いが深くなることもあれば逆もまた然り。



「この本の作家さん、同じような題材で何か書いてないかな?」

「あのコーナーにあった別の本も読んでみよう!」

「いや、頭でっかちにならずに、実践してみよう!やってみよう!」





その本から得た情報や知識を次のアクションに繋げようと思えた時、なにより実際に動いた時が未来に続く第一歩になります。





どうでした?「本屋占い」



良く当たると言われている占い師さんや心理カウンセラーさん達は観察眼が鋭いとよく聞きます。

相手の風体、態度を良く見ること、何気ない会話やアンケートなんかでその人の悩みや不安、現状や実情、人となりを知る事でより的確なアドバイスをすることが出来るからだそう。

「現在の自分」を知る事で見えてくる、過去と近未来の可能性を感じる事が出来る本屋占い。答えもヒントも実は自分の中にあります。結構、理に適ってるのかなと思ったりします。

僕は、頭の中がわちゃわちゃしてくると、占うようにしています。

本を買いに行くのではなく、本屋さんに占いをしに行く。自分に会いに行く。





ちょっとワクワクしませんか?

新刊書店の皆さん、「本屋占い」イベントしませんか?笑 楽しいんだこれが。

ご興味ある方はお気軽にお問い合わせを。

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