紙モノ語り。はじまりはじまり。

素敵な紙には物語があります。







中学の修学旅行で紙漉き体験をして、一枚の紙が出来るまでにこんなに大変な手間暇がかかるんだとびっくりしたのを覚えています。


紙は折ったり、切ったり、貼ったり、変幻自在に姿を変えます。

その自由度と手軽さ、奥の深さはとんでもないなといつも思います。

文字や絵を描く、思想や知識、経験を記す。そうして束ねる、綴じられて作られる本ももちろん紙。


「放浪書房」としての商いも、「タイムアドベンチャーレコード」の商いもどちらも紙モノ。






紙に支えられています。 
紙様、仏様、ありがとう。



誰かが、うちのアンティークシールを見てこう言いました。



【世界一素敵な紙くずだね!】


こんな嬉しい言葉は無かった。



放浪書房の旅本を買ってくれたお客さんにこう言われた事があります。


【Amazonの300倍の値段を出しても、放浪書房からこの本を買いたいと思う】



決して自分の手柄では無いと思っています(100パーセント違うとは言いません)




平面の薄っぺらい紙の向こう側にある物語や、作り手の想いにお客さんが価値を認めてくれるからだと本当に思います。

モノとしての存在感、魅力を感じてくれているからだと思います。



水に弱い

ホコリや紫外線に弱い

破れる 折れる 燃える

チリも積もればマウンテン。束になると重い。嵩張る。



欠点だらけ。なのに、



「それでも、紙がいいんだよ。紙が好きなんだよ。あったかいんだよ」

皆んなそう言ってくれる。

電子書籍じゃこうはいかない。



自分の本業の本の話しをすると、
だいぶ前から出版不況が叫ばれ、書籍の売上は右肩下がりで落ちています。地方を旅していて閉店した街場の小さな新刊書店をいくつ見たか分かりません。
あのブックオフでさえ、放浪書房をはじめた11年前に比べて本の販売が明らかに縮小したのを感じます。


本当に本は売れないんでしょうか?



本を作ってる人、売り手の皆さん、

年10パーセント売上落ちてるって2013年に言ってました。あと6年後、今と同じ場所に居続けられますか。


嫌味ったらしく聞こえたらごめんない。

放浪書房の売上は2011年に5倍になってからこっち、毎年右肩上がりで伸びています。(かなりゆるいですが)


その理由はわかっています。

明日からの2日間、その答えを再確認させてくれるイベントになったらいいなと思っています。





企画から携わらしてもらってる「紙モノ語り。紙ざっかマルシェ」
東急ハンズ松山店さんで5月6.7日開催します。






基本的に自分から「何かやりましょうよ」と言わないを商いのルールにしてるはずなのに、毎回のタイムアドベンチャーレコードでの実演販売を通じて、松山の紙好き女子(お店のスタッフ含む)と出会っているうちに、




担当のOさんKさんに言わずにはいられなかった。


「紙モノイベントやりましょうよ!!」


「いいっすね!やりましょう!連休に!会場高島屋から借ります!」

(このちょっと異常なくらいの、打てば響くレスポンスの速さがハンズ松山店品質。褒め言葉です)





ネタを沢山用意して、出店数でグウの音を言わせないような企画ではありません。(といいつつ、盛りだくさん)




そこ期待しないでね。
そこじゃないんです。大切な事は。



一言で言うなら







紙の向こう側にある物語に出会ってもらいたい。丁寧に伝えたい。伝えてもらいたい。

そうしてくれる作り手さん、小商人に声をかけました。商品を送ってもらいました。










お客さんと作り手、紙モノが心通わせる、小さな紙の商店街のような空間にしたい。そのお手伝いをさせてもらいます。




(写真はイメージ。同じ形の弊社謹製の小商い専用屋台が並びます)









「やっぱり紙モノっていいよねー」







「思わず、買い過ぎちゃった、でも楽しかった!」


 

そう言ってもらえたら嬉しい。



勿論、一出店者ですから何より自分の商いが最優先。お客さんに楽しんでもらうぞー!!

12:46 | 店主 | その他   


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