お母さんと深夜特急
開店から5分。
傍の噴水ではしゃいでた小さな男の子がスナフキンを見つけて近寄ってきました。
後ろには追っかけてきた若いお母さん。
これって・・見てもイイんですか・・?
あ、勿論です!《旅の本》しかありませんがどうぞ。
これも売り物なんですか?
あ、深夜特急ご存知ですか?
勿論!うわぁー欲しい!私、こっちの文庫から入ったんです。
お母さんが手に取ったのは沢木耕太郎の旅本の代名詞《深夜特急》を大沢たかお、松嶋菜々子主演の特別ドラマのフィルム写真集。
実はこの本、アジア編、ヨーロッパ編の二部構成なんです。
放浪書房では一年以上前に前編が売れたきり後編だけが売れ残ってました。
これって幾らですか?値段付いてないみたいなんだけど・・・
あ、本当ですね・・幾らがイイですか?
うわぁー難しいなぁ★本を好きな人から安く買っちゃ悪いからな・・とお母さん。
(確か・・1300円付けておいたはず・・)
うーん、じゃ、半額の千円でどうです?でも大丈夫です?これ後編なんだけど・・・
あ、全然大丈夫!!
わぁー嬉しい!!
どうもありがとう!!
こちらこそありがとうございます!!どうぞイイ旅を☆
お母さんのお腹には次の命がいるみたい。
家事や育児の合間に本を開いてしばし旅を楽しんでもらえたら凄く嬉しい。
放浪書房をやってていつも思う事は
水が高い所から低い所へと流れていくように、
放浪書房の本達は皆、手に渡るべくして、次の持ち主の手に渡るということ。
それがまるで運命の様に。
そう思えて仕方ないのです。
14:15 | 店主 | その他   


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