ハンバーガー3つよりも。
先月の古本フリマ「月刊放浪書房」での出来事。
放浪書房津田沼店には周辺の大型店舗にも置いてないミニコミ誌がありますが、その中でも人気なのが野宿専門の雑誌「野宿野郎」。
野宿好き、キャンプ、アウトドア好きの紳士淑女をはじめ、好奇心旺盛な可愛い女子高生、全身ブランドで固めたビジネスウーマンまで。色んなお客さんが手に取り、買っていく放浪書房のベストセラー。
そのお兄さんもそんな1人 でした。
年季の入ったマウンテンダックスのリュックに、軽登山用のシューズ。
中綿が入ったマウンテンジャケット。
中に着てるのはフリースじゃなくて背広とワイシャツ。
ちょっと変わってるけど山でもやるかキャンプ好きなのかな?
「その本面白いですよ!野宿専門誌なんだけど、キャンプ好き、山好きの方にも楽しんでもらえますよ!当店でお買い上げ頂いたお客さまには“次号に三行広告載せられちゃうよハガキ もれなくプレゼント!
え?いらない?」
なんて、いつも通り話かけたりしてね。
どこか真剣な表情で読んでるとおもえば、たまにクスッと微笑んだり。
お兄さんは時間をかけて、一冊一冊、中身を確認するように野宿野郎を読んでいました。
どうぞ、ごゆっくり。
店内のお客さんに呼ばれて、しばらくして戻った時にはお兄さんはもういなくて。
あら、読了しちゃったかな(笑)と思っていたらお兄さん再び来店。
野宿野郎の一号を手に取りました。
「本当は他の号も買いたいとこなんだけど…持ち合わせなくて…」
「いえいえ!とんでもない!ありがとうございます!面白かったらまた来て下さいね。それにしても、お兄さん、野宿とかキャンプとか好きなんですか?」
「…自分も今野宿してて、他人事とは思えなくてさ…これも何かの縁かなぁって」
そうだったんですかとしか言えない自分が情けなかったなぁ。
お兄さんからもらった300円はずっしり重かっなぁ。
この世の中、誰だってそうなる可能性がある。勿論、放浪書房だって。
そうなった時、僕ならハンバーガー3つを我慢して本をとれるのかなぁ。
お兄さん、まだまだ寒い日が続くけど身体に気をつけて。
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