書ききれなかった四国初日。放浪書房高松店の話。
2時を過ぎて売上は讃岐うどんならお腹一杯たべられるかもしれない2000円。
今夜の宿は小豆島のライダーハウス。(北海道に多く見られるライダー専用の宿泊施設。安い)
高松からはフェリーで一時間。観光やら写真撮影やらを考えるとなるたけ早めに移動したいところ。
旅の初日だしね、肩慣らし程度で勘弁してやろう★と苦しい言い訳をしつつ後片付けを始めていたら
へぇ〜☆君は本の移動販売してるのか〜!?
アハハハ!面白いじゃんか!
仕入れどうしてんの?
品の良い長めの白髪頭に眼鏡をかけた長身の男性が自転車に跨がりながら話かけてきました。
イイ味の出てる革ジャンに細目のジーンズ。
笑顔が魅力的。吉田栄作やら岩城晃一あたりが歳とった感じとご想像を。
名前はノイさん。
聞くところによると彼も本屋。
自己啓発やビジネスの本がメインだね。
斎藤一人さん知ってるかい?あの人とも何回か会ってるんよ。
ネット古書店?いや、うちは予約会員制の本屋なんよ。
インド、アジア、日本を旅して、色んな職業を経験したノイさんは縁あってここ高松に根を下ろした。
ある日耳にした斎藤一人(スリムドカンでお馴染みの銀座まるかんの創設者で日本一の高額納税者。詳しくはネットで調べてね)のCDに感動して著書や自己啓発系の本を
読むようになり、友人知人に薦めていくうちに自宅を本屋にしてしまったとの事。
君はもっと本を読まなきゃ駄目だ☆
海外行くといいよ☆
と叱咤激励されつつ本や旅の話、この間閉店した船橋ららぽーとの話、お互いの身の上話で盛り上がりました。
おぉ!いい本あるじゃないか!
「カモメのジョナサン」
いやー読み逃しててさ!
これ買うよ☆
ついでに
「イリュージョン」もお買い上げ。
同業者割引で2冊で700円。
そうこう話していたらもう一人別のお客様。
ニットキャップを被った小柄な女性がニコニコしながら本を見ています。
君も旅が好きなのかい?とノイさん。
彼女は沖縄からの旅人でケイ。アジアを旅して今は高松で働いているそう。いつか沖縄でミントや香草、ハーブの菜園をやりたいんだって。
「馬のゴン太旅日記」、「スペクテイター」、
「俺の旅」・・・え?「旅する木」も!いいの?そんなに沢山!?
放浪書房!旅をしながら旅の本なんて凄い素敵!!
さっき前を通った時気になってたから戻ってきたの!欲しい本が一杯!!
さっきねそこの「ヴィレッジ・ヴァンガード」でこの本買ってきたの!
ケイが持っていたのは北山耕平著「虹の戦士」。
あ、それ前から読みたかったんだよね!面白い!?北山耕平好きならコレ読んだ事ある?
「自然のレッスン」。毎日の生活の中で自分の内にある「自然」を目覚めさせる実践的な手引きになってるよ!放浪書房オススメの一冊!
じゃあ、コレも頂戴!!
放浪書房をやっているといつも思います。
この本はきっとこの人の元に旅立つ運命だったんだろうなって。
放浪書房は人力移動式の本屋ですから僕が持ち歩ける本の数には限界があります。革トランクと防水ボックスに目一杯詰め込んでも200冊から250冊が限界。
厳密に言えば旅本とは違う「自然のレッスン」。しかも重く場所を取るハードカバー。最後まで持っていこうか迷っていたけど・・・・
本も、ケイもこの場所で出会うべくして出会った。
そういう風に出来ていたんだね。
いい旅を☆
この本、「虹の戦士」凄くいいよ!あげる☆
えっ!?いいの!?だって買ったばかりでしょ!?
いいの。この本は「私の手元に残らない本」なの☆読んでもらいたくて人にあげちゃうんだ。
そうなの!?それなら交換にしようよ!
これ良かったらもらってくれる?松浦弥太郎の「くちぶえサンドイッチ」。
放浪書房をやるきっかけになった一冊。
毎日の生活の中で旅を探していく最高に素敵なエッセイだよ☆
ありがとう!
こちらこそありがとう!!
1月8日放浪書房高松店売上。文庫8冊、ハードカバー4冊、新刊2冊、絵葉書1枚、計7800円也。
Image033111.jpg
21:21 | 店主 | 出店    


_▲_