2006.5.9
旅人たちの交差点
3
いやぁー今日も暑かったぁー。
友人の京都在住の旅人トモ君も言ってましたが、このところ湿気が高く、ひと足早い夏の訪れを感じます。
ゴールデンウイーク明けの三条大橋は人通りもまばら。
午前中は一冊も売れないかと思いきや、自転車で通りかかった作業服姿のおとーさん。文庫本3冊お買い上げ。
ほんとは4冊だったんですが、差し出された福沢さんに当店が対応出来ず、一冊減らして貰うという情けなさ。
当方、福沢さんにお目にかかるのも久し振りで、一瞬どこの国の紙幣かと思いました。
にーちゃん、つり銭はちゃんと用意せなな。
はい。ごもっともです。
しばらくすると常連で京都在住のトモ君登場。
旅の栞を買ってくれました。
トモ君は福の神。
彼が来ると不思議とお客さんを呼び込みます。
やっぱりね☆
「深夜特急」全巻セットをお買い上げ。
やるな福の神☆
札幌から越してきたおねーさん。
文庫3冊お買い上げ。
ハハーッ☆神様、仏様、トモの神様☆
ところが、体調崩してるトモ君が帰るとばったり客足が途絶えます。
立て看板の位置、本の並び替えをするも効果なし。
冬の時代がやってきました。
まぁ、ジタバタしても仕方がないので、
放浪書房で一番高価な本。
「フーテンすってんてん」をニヤニヤしながら読みます。
これ、何度読んでも面白い☆ (あ、ちなみに値段は300000円です。半分ジョークです。本の路上販売店にとんでもない高価な本置いてあったら笑えません?)
次に来たおにーさんはなんと世界一周経験を持つツワモノ!
ハードカバーを買って頂きました。
お次には、六月から自転車で日本一周をするというおねーさん。
がんばってね☆歩さん☆
旅する本屋を通じて、 旅人達が通り過ぎていく。
麻雀放浪旅の米さん、チャリダーニノミヤさん
メッセージ有り難う☆
お二人に出会えて楽しかった☆
さて、6時で店仕舞い。
片付けをしていると、
こんにちわ。今日はこちらで出してたんですね。
振り返ると放浪書房を生放送で取り上げてくださった、京都チャチャチャのディレクターさん。
貴重な経験どうもありがとうございました。
お陰で素敵な人たちと出会う事が出来ました。
ホントはね、迷っていたんです。もう少し京都に残るか、いったん千葉に戻るべきか。でも、偶然にもディレクターさんにお会い出来て、モヤモヤしていた頭の中、ぱぁーっと晴れました。
旅する本屋
「放浪書房」
京都店本日を持ちまして閉店です。
また必ず京都来ますね。
だって、まだお会い出来てない人大勢いますもん。
「ここではない どこかに」連れ出してくれる旅の本。
鞄にいっぱい詰め込んで。
本日の売上。ハードカバー1冊。文庫13冊。栞一枚。
計3650円。