広島の旅。
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僕の大好きな本の一節にこんなお話が出てきます。
高山の頂を目指すある登山隊に従っていたシェルパ達がある日、全く動かなくなってしまいます。
困った登山隊のリーダーは賃金アップのストライキであろうとシェルパ達に
訳を聞こうとするんです。
シェルパの一人が言いました。
私たちは、ここまで早く来過ぎてしまい心を置き去りにして来てしまった。
だから、心が追い付くの待っているんだと。
広島に向かう新幹線に乗っています。
バイト先の出張なので行き帰りの新幹線と今夜の宿は手配済み。
うわーい!700系のぞみだぁー!カッチョイイ!
と喜んでいたのは最初だけ。
もう少し見ていたいなぁという景色が窓の向こうをピュンピュン流れていくのが残念でありません。
AからBの間を結ぶ線。
よく見ると小さい点々の 集まり。
そんな旅が放浪書房らしいのかもしれません。
快適で、便利で、カッコイイものが最良とは限らないのかもしれませんよ。
でも、まぁ。
ケースバイケース。
たまには楽チンもいいよね。
置き忘れてきちゃったら追い付くのを待ってましょう。
取りに引き返すのもいいかもな。
ありゃ、もう岡山だって★
10:08 | 店主 | その他