2006.5.19
もの食う旅
2
こんばんは。
旅する本屋
放浪書房 とみーです。
突然ですが、今晩の夕食何を食べましたか?
僕は、ちょっと離れたスーパーで売っているコロッケ。とても美味しいのに一個50円。それにフキとチクワのピリ辛油炒めに鮭の切り身。冷奴でした。
ご馳走様でした。
ごめんなさい。
なんか突然こんな話題になりまして。
辺見 庸の 「もの食う人びと」という本をご存知ですか?
今から10年くらい前に単行本化され、その後文庫にもなりました。
今日もう一度読み返してみて、やっぱり凄い本でした。
どう凄いかって?
放浪書房の次回出店(未だ出店場所決まってないんですけどね。)でお買い求め頂ければ分かります。
はい。
あ、狡いですか?アハハハハ。
じゃあ、この本に付けるPOPの文章をそのまま載せますね。
「その晩の 夕食の味が変わりました。
小さい頃言われました。
世の中には食べられない人がいる。だから食べ物を粗末にしちゃいけないって。でも、食べられない事よりも、食べることの方が辛いと知りました。
「食う」という行為は
神々しくて、汚くて、喜びであり、哀しみでもあるんですね。
それは生きる物に与えられた罪であり罰。なんて生々しくて綺麗なんだろう。
この「もの食う旅」が教えてくれます。」
小学生の高学年から中学生にかけて、食べている姿を見られるのが凄く恥ずかしい時期があったんです。
弁当のおかずが粗末だった訳じゃないですよ。給食だったし。
よく分からないけど恥ずかしくて仕方がなかったんです。
なんでだったんですかね。
今はへっちゃら。
誰の前でもモリモリ、パクパク食べますよ。
なんだかそんな事を思い出しました。
「もの食う人びと」
いい本です。