広島の旅 最終章
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広島最終日。
暑い、暑い日でした。
広島の時間が、永遠に停まってしまったあの日も
こんなふうにに暑かったんだって。
宮島口から路面電車に乗って市内へ。
原爆ドームという駅で降ります。
B29エノラゲイ号によって原子爆弾投下の標的となったT字型の橋、相生橋を渡って、平和記念公園に向かいます。
原爆死没者慰霊碑の立つ芝生広場を越えると平和記念資料館があります。
ここには、戦争と原子爆弾が奪い去ったもの、逆に遺していったものが展示されており、訪れる人達に綺麗ごとじゃない戦争の悲惨さ、原爆のもつ圧倒的な力の脅威を訴え続けています。
なんかどれだけ書いても書き表せない。表現しきれない。
常設展の地下にあった、被爆者たちが描いた画の展示がありました。
自らも全身に大火傷を負いながら、
生徒達を助けてください、助けてくださいと懇願しながら息を引き取っていった女性教師の画の前で、涙が止まりませんでした。
こんな哀しい昨日を知っているから
この街も人も、凄く魅力的に感じるんでしょうか。
また一つ、旅の終わりを感じました。

14:46 | 店主 | その他